いつも、誰かと比べている。
違う職業の方や、違う街に住んでいる方を「楽しそうな仕事でいいなあ」「面白いイベントがたくさんあっていいなあ」と羨むこともあります。
「他人の芝生は青く見える」って、よく聞きますからね。
特に、ちょっとだけ手を伸ばせば届きそうな距離にいるところにいる方々について。
どこか遠い街の知らない大金持ちを羨ましい、あんな風になりたいとはあまり思わないでしょう。
あまりに、隔絶していますから。
自分と比較できる、ちょっと似ている他者の、ちょっとした違いに羨望を覚え、いろいろ考えてしまう。
一人として自分と同じ他人はおりません。
でも、少しだけ共通点があって、少しだけ違う。
その小さな差異を羨んだり、あるいは、自分の方が優位だってひそかに満足したり。
誰かと比較せずに、自分の中だけで幸せになれないものなのでしょうか。
とかく、人の心はままならないものですね。