ソーシャルゲームの社会貢献？
こんな記事を見かけたので、事実はどうなのか調べてみました。
ソーシャルゲームがパチンコより優れている理由
パチンコ産業＝「儲けたお金は闇に消える」という悪いイメージ*1がありますが、ソーシャルゲームをやっている２社は納税を通じて社会貢献している、という理屈ですね。
まずは、モバゲー。
IRライブラリー（決算短信）
23年3月期の法人税等は約256億円計上されていますね。DeNA社は海外連結子会社もありますが、22年3月期の旧セグメント開示によりますと、海外売上高は10％未満とありますので、これはほぼ日本国政府と地方自治体へ納付される税金であると考えてよろしいかと思います。
次に、グリーです。
IR情報（決算短信）
23年6月期*2の法人税等は約141億円です。こちらもセグメント開示によりますと、日本国外への売上は無しとなっておりますので、全額、日本国と地方自治体への納付額と考えられます。
両社合わせて約400億円です。うち、法人税は300億円くらいと推測されますから、平成22年度の日本全体の法人税収約10兆円の0.3％ですか。
これを社会貢献とみれるかどうか。
判断材料の一つとして、ご参照ください。
