本質的に考えた。
適用指針やQ&A、実務対応報告、業種別監査委員会報告などが集積されている日本基準に比べ、IFRSは大まかな原則を示すだけの「原則主義」であるといわれております。
3年ほど前から、日本でもIFRSを紹介する書籍が大量に出版され、その中には必ずこの「原則主義」というフレーズが出てきます。
しかし、この原則主義という言葉を、IFRSの基準書の片言隻句にこだわり、これから一語でも外れるような会計処理はいっさいできない!というような誤った理解もずいぶん流布されておりました。
曰く、「IFRSでは出荷基準は認められない」
曰く、「IFRSでは定率法は認めれない」などと。
IFRSアドプションはだいぶ先に遠のいたようですので、ここは一つ本質を把握して「IFRSの本質とは何か?」をじっくり考えて行こうかと思います。
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そのことを考えるのに、基準書と合わせてこちらを熟読していこうかと思います。