豆大福は大好きです。
毎日昼過ぎには売り切れてしまう人気の豆大福。
売価は1個100円、原価は30円。
これを落としてしまいました。
さて、これによる損失は・・というストーリーから始まる会計の読み物です。
- 作者: 中元文徳
- 出版社/メーカー: 中央経済社
- 発売日: 2011/09/26
- メディア: 単行本
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このお題の回答はネタばれになりますので、
本書を読んでいただくことにしますw
これに限らず、いろいろなテーマをあげて、
会計周りにいる人間が捉われている「常識」を解きほぐしてくれます。
利益は「意見」であり、現金は「事実」であるとは良く聞きますが、
著者は一歩進んで「フィクション」であると言いきっています。
会計の仕組というものは「期間損益計算」のためにいろいろな前提を置いて作ったルールに過ぎず、真実の報告とは相対的なものであること。
お金で測定できないものは会計の範囲にはならないなど(会計公準の話)、
何やら財務会計の授業の最初の方で習いそうなお話ですが、
会計実務にハマっていると、忘れがちな視点を思い出させてくれました。
堅い本ばかり読んで疲れた時に、気分転換にぜひどうぞ。
値段も中央経済社の本にしては1200円とリーズナブルですw