すらすら日記。

すらすら☆

幸せそうにしている40代も読んでみた。

若者向けの本なのでしょうが、おじさんも読んでみました。

僕は君たちに武器を配りたい

僕は君たちに武器を配りたい

アマゾンのレビューの繰り返しになるようなことは避けまして、
私なりの感想を少々。

コモディティにすら成れない者はどうすればいいのか?
著者は、新興国の低賃金労働者との競争にさらされるような仕事に就くことを「コモディティになるな」として否定します。
しかし、一流大学〜修士課程をおわるような方でも無い限り、
若者は最初はこのコモディティにすらなれないのです。
そのような方は読者として想定していないというのであれば
議論の俎上には上がりようがないのですが。

②世の中はベンチャーだけでは成立しません。
著者はベンチャーを興すことなど、「ゲリラ戦」を勧めています。
京都大学で学ぶような優秀な学生ならそれも可能でしょう。
ベンチャー企業が社会活力を高めるというのは同意します。
しかしコモディティにすら十分になれない、
ごく平凡な若者でも組織化された大企業に入れば
立派に社会に貢献して行けるのです。
社会インフラ的な産業はベンチャーだけでは成り立ちません。

最後のところで、岩波文庫の「君たちはどう生きるか」が紹介されています。
恥かしながら、こちらは未読でありますので、
次に読んでみようと思います。

君たちはどう生きるか (岩波文庫)

君たちはどう生きるか (岩波文庫)

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