少しづつ減るお話。
たくさんブクマが付いて少々怖い思いもしましたので、
分散させるべく少々他愛無い話でも。
銀行の仕事は「人様のお金を右から左へ流して・・」
など、楽をしているかのように語られることも。
国債を始めとする債券投資にしても、
株式投資にしても、最初に投資した元本は
満期で償還されるか、売却しない限りは
そのままです(時価の変動による減損処理は別です)。
しかし、貸出金はたいてい「分割償還」の約定がついております。*1
住宅ローンは毎月、分割払いですよね。
つまり、何もしないと、毎月毎月貸出金残高は減少して行くのです。
住宅ローンなどは25年〜35年くらいですが、
借換や退職金などによる繰上げ返済も多いですし、
事業者向けの長期運転資金などは5年物が主流ですし
設備資金でも10年〜15年程度で分割償還されます。
銀行員たちは、毎月毎月、返済により減少して行く分を
「注ぎ足す」ために必死に新規貸出先を探さねばならないわけです。
決して、遊んで楽をしているわけではないんです。*2
というわけで、志ある方の「うひょー!」なビジネスが続々登場し、新規貸出の機会が増えることを期待するのであります。