読書ノート「金融政策のフロンティア」(その1)
本日のお題はこちら。
- 作者: 翁邦雄
- 出版社/メーカー: 日本評論社
- 発売日: 2013/01/10
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著者の翁邦雄氏は元日本銀行金融研究所所長で、次期日本銀行副総裁候補である岩田規久男先生と「翁岩田論争」を繰り広げたことで知られます。
「イギリスはニュージーランドと並び、典型的なインフレ目標政策採用国であるが、・・・やや長い目で見れば、一過性とも考えられるインフレ率の変動要因に過敏に反応することを避けている」英国の物価上昇率は目標(2%)を上回っているが、金融緩和を続けている
— すらたろうさん (@sura_taro) 2013年3月2日
「(各国の)中央銀行の金融政策運営は、インフレ目標という旗印を掲げるか否かにかかわらず、非常に似通っており、逆説的だがインフレ目標の採否が中央銀行の政策運営の色分けに持つ意味はほとんどない」ターゲットなのかゴールなのかで修辞学的な論争が起きていたような気がw
— すらたろうさん (@sura_taro) 2013年3月2日
「金融危機は物価安定に専念した金融政策が経済安定の十分条件ではないことを改めて示した」低金利政策とリーマンショックに至る住宅投資の過剰な膨張と崩壊は、原因とその結果では?
— すらたろうさん (@sura_taro) 2013年3月2日
「日本銀行は速水総裁時代に定着したデフレとの戦いに消極的な中央銀行という印象の払拭には成功してこなかった」むむむ
— すらたろうさん (@sura_taro) 2013年3月2日
「デフレにある間には、中央銀行(日銀)が無責任なインフレ政策を進める、と国民に信じてもらいたい。しかし、いったんデフレから脱却してしまえば中央銀行は世論の強い非難に耐えて無責任なインフレ政策を推し進める理由を失う」ヒャッハー!デフレは消毒だー!!
— すらたろうさん (@sura_taro) 2013年3月2日
私のPCは「4%」と入れると「インタゲ」と予想してくれるw よく躾されているだろう
— すらたろうさん (@sura_taro) 2013年3月2日
ここで著者の翁氏は、8割以上が物価上昇は「困ったこと」と答えているアンケート調査を持ち出している(日本銀行生活意識調査2012年)。これは名目賃金が上がらない中での物価上昇は「困る」という回答でしょうから、どうでしょうか
— すらたろうさん (@sura_taro) 2013年3月2日
- 作者: 翁邦雄
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
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金融政策に関心を持つ者なら必読。
翁岩田論争については
- 作者: 小宮隆太郎,日本経済研究センター
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2002/07
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続きます。