読書ノート「金融政策のフロンティア」(その2)
- 作者: 翁邦雄
- 出版社/メーカー: 日本評論社
- 発売日: 2013/01/10
- メディア: 単行本
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本日は第2章「金融調整と短期金利の誘導」を読み終えました。
伝統的なマクロ経済学・金融論の教科書で挙げられている金融政策は①公開市場操作②準備率操作③公定歩合操作の3つ。(例えば、2012年に出版されているマンキュー「マクロ経済学」でもこれが解説されている。しかし先進国の中央銀行で実際に採られている政策はこのうち①公開市場操作のみ
— すらたろうさん (@sura_taro) 2013年3月3日
準備預金制度は今日の日本でも法令で定められておりますが、最後に預金準備率が変更されたのは1991年10月。それ以来、変更されてません。現在はこちら(日本銀行HP)準備預金制度における準備率 boj.or.jp/statistics/boj…
— すらたろうさん (@sura_taro) 2013年3月3日
公定歩合。民間銀行が中央銀行から借り入れする際の金利ですが、日本では2006年からこの用語は使われなくなりました。その前に、1994年に公定歩合と連動していた預金金利が完全自由化されたことも
— すらたろうさん (@sura_taro) 2013年3月3日
(中央銀行の保有する長期国債の)規模が安定的な負債(中央銀行が保有したい銀行券と中央銀行当座預金のいわゆる根雪部分)が増大していくと、中央銀行にとって資金過不足の変動に合わせて柔軟に金融調節を実施していくことが難しくなる、と。コア銀行券+コア準備預金?
— すらたろうさん (@sura_taro) 2013年3月3日
非常に手堅い実務解説ですが、過激リフレ派の方々は「そんな日銀理論は読むに値しない!」とか言って見てくれない予感。。
— すらたろうさん (@sura_taro) 2013年3月3日
保管貸付制度。民間銀行は日本銀行に共通担保(国債です)を差し入れしており、この範囲内であれば日本銀行から貸付を受けられます。レートは0.3%。一方、準備預金で法定額を超えた分には0.1%付利されますので、この範囲が短期市場金利の動くコリドー(回廊)となる
— すらたろうさん (@sura_taro) 2013年3月3日
補完貸付制度(日本銀行HP)boj.or.jp/mopo/measures/… 補完当座預金制度(日本銀行HP)boj.or.jp/mopo/measures/…
— すらたろうさん (@sura_taro) 2013年3月3日
しかし、貨幣(日本銀行券=負債)の相手勘定(資産)は「信用力のある」国債で、民間銀行が担保として差し入れしているのも国債で、終いには貨幣の代わりにもなったりする(交付国債)。国債の信認が失われれば日本\(^^)/
— すらたろうさん (@sura_taro) 2013年3月3日
「教科書的なマクロ経済学」よりも先に実務から入ってしまったので、逆に教科書の理屈がわからないw 石川秀樹先生の講義で学ばねば
— すらたろうさん (@sura_taro) 2013年3月3日
付論「中央銀行の分析的基礎としてのニューケインジアン・モデル」ここ、わからないw ローマーの教科書的モデルとか知らないので、まずは学部生向けの基礎的なものから読みますか
— すらたろうさん (@sura_taro) 2013年3月3日