読書ノート「インフレ目標政策」
新版を読み終わりました。
- 作者: 伊藤隆敏
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2013/02/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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この2007年を起点にしたBOJ・FRB・ECB・BOEのBS比較グラフはよく見かけますが、どうなんでしょうか。。
— すらたろうさん (@sura_taro) 2013年3月23日
ようしケチャップ買うぞ
— すらたろうさん (@sura_taro) 2013年3月23日
「ゼロ金利のもとでは、景気をよくするトランスミッション・チャネルは、平常時のような銀行ローンを通じた効果だけではありません。インフレ期待に働きかけることで資産価格や為替レートに影響を与えて、資産効果を通じるチャネルも期待できます」この辺が疑問が拭えない部分
— すらたろうさん (@sura_taro) 2013年3月23日
こちらは10年ほど前に書かれた旧版です。
- 作者: 伊藤隆敏
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2001/11
- メディア: 単行本
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旧版の書評はこちら。
10年以上前に書かれたものですが「インタゲ」って何ということを易しく説明した書籍です。インフレ・ターゲティングといってもヘリコプターやらケチャップやらいろいろありますが、オーソドックスな考え方を紹介しております。この本で提言されたETFやリートの日銀買入はもう実現しておりますので、時代を感じさせますね。
基本的なことをまじめに書いておりますので、今読んでもじゅうぶんためになりますね。
読了2012年8月26日
インフレ目標政策は人々の期待に働きかける、ということを強調しておりますが、トランスミッション・メカニズムについては「必ずこうなります、というシナリオは無い」と断っております。
また、デフレ脱却には、日本銀行の金融政策だけではなく財政政策や規制緩和も当然に必要という常識的な立場であります。
巻末に「インフレ目標政策に対する想定問答」がおさめられています。
基本的な論争点はここに網羅されていると思われますので、ポイントを知りたい方にお勧めいたします。