読書ノート「現実を見よ」
ユニクロ社長柳井正氏の著作。強烈です。
- 作者: 柳井正
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2012/09/21
- メディア: 単行本
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これは強烈な本でありました(賛同はしません
— すらたろうさん (@sura_taro) 2013年3月30日
「貧困は確実に、人々から夢や希望を奪う」柳井社長は、日本のこの閉塞状況を放置すると貧困へ向かっていくとの危惧を持っているようです
— すらたろうさん (@sura_taro) 2013年3月30日
「問題意識すら無い人は救いようがない」大部分の人間は日々の生活でせいいっぱいではないかと思います。万人に意識の高さを求めるのは無理
— すらたろうさん (@sura_taro) 2013年3月30日
「ユニクロは低価格を売りにしているわけではない」ユニクロデフレ戦犯説へは憤りを感じているようです
— すらたろうさん (@sura_taro) 2013年3月30日
続いて、中国進出で(品質を落とした)低価格路線で失敗した反省も述べています
— すらたろうさん (@sura_taro) 2013年3月30日
「利益を出せない企業に存在価値は無い」この強烈な断言は自信の強さから来ているのでしょうか。続いて、法人税率の高さや所得税の累進税率の高さも批判しております
— すらたろうさん (@sura_taro) 2013年3月30日
「サラリーマンは職業ではなく身分であるのは日本だけ」と。就職ではなく、就社しているとよく揶揄されたりも。
— すらたろうさん (@sura_taro) 2013年3月30日
「TVで過去を懐古するような番組内容が明らかに増えている」これは同意。しかし一方では別の個所で映画「三丁目の夕日」を賛美したり。私はあの「作られた美しい過去」に同様のいかがわしさを感じますが。
— すらたろうさん (@sura_taro) 2013年3月30日
松下幸之助氏の「国の補助で事業をやって成功したためしはない」との言葉を引用して行政による産業政策を否定。これには同意しますが、国家財政を企業会計的な発想で批判しているのはアレだなあ、と。
— すらたろうさん (@sura_taro) 2013年3月30日
教育が大事と、主張して教師の給与を2倍にしろと主張しつつ、別の個所では公務員の給与が高すぎるので給与半減とか、何のシバキ上げでしょうか。もちろん、教師でも2倍の給与をもらえるのは激烈な競争を勝ち抜いた者だけらしいので、首尾一貫しております
— すらたろうさん (@sura_taro) 2013年3月30日
政治家と官僚は「愚劣」「四流」だと口を極めて罵っておりますし、生活保護などの再分配も否定的です。本当に病気で働けない人以外「弱い人間」は存在しないのが「見えている現実」らしい
— すらたろうさん (@sura_taro) 2013年3月30日
日本社会には愛着があるようで、「思いやり」「勤勉」「謙譲」などを繰り返し日本人の美徳として挙げています
— すらたろうさん (@sura_taro) 2013年3月30日
「人間の劣化の度合いは、挑戦の数の少なさに比例する」これが柳井社長の結論でしょう。しかし社会は柳井氏のような「超人」だけで構成されているのではありません。私の反論はそれだけです
— すらたろうさん (@sura_taro) 2013年3月30日
というわけで、強烈な本でした。私は柳井氏の主張にはまったく賛同できませんし、彼の理想とするような社会には住みたくありません。おわり。
— すらたろうさん (@sura_taro) 2013年3月30日