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公共の役割と範囲はどこまで?

本日のお題はこちら。

非正規公務員という問題――問われる公共サービスのあり方 (岩波ブックレット)

非正規公務員という問題――問われる公共サービスのあり方 (岩波ブックレット)

地方公務員のうち、非正規職員は約70万人、全体の3分の1も占める。
民間の非正規職員割合も約34%であり、
公務員の世界も「民間並み」となっている事実を明らかにしております。


増加する生活保護に対応するためにケースワーカーが
非正規職でどんどん増やされ、その処遇は
生活保護受給者とあまり変わらない給与水準であること。


ハローワークの相談員の約半数が雇用期間1年などの
非正規職員であり、雇い止めと同時に
「カウンターの反対側」へ移動している事実。


正規の公務員の平均年収は約700万円なのに、
非正規職は200万未満でワーキングプア水準であることなど。


数十ページのブックレットですので、
事実関係の記載が主で、非正規増加の理由は
それほど詳しくは書かれておりません。
著者は、これを新自由主義的政策の帰結とも
書いておりますが、不毛なイデオロギー論争ではなく
「公共が果たすべき役割と範囲はどこまでなのか?」
という真摯な議論が無ければ、
末端に働く非正規公務員は疲弊するばかりではないかと。


問題解決の手立ては、探せるのでしょか。

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