すらすら日記。

すらすら☆

人間は複雑なものなのです。

本日のお題はこちら。

公式の歴史書では神格化されつつも、良くも悪くも人間的な感情・人柄というものが見え隠れしていたレーニンに対し、何やら「行政機関が人格化したモノ(物体)」というイメージしかなく、実像が見えにくかったスターリンを描いております。
ソ連崩壊後に閲覧できるようになった新史料を参照しつつも、驚愕の新事実といったものはありません。
農業集団化の強行によって大量の餓死を招いたり、無実の党幹部・市民の大粛清、戦争指導のまずさで緒戦ではドイツに対し惨憺たる敗北を招くなど、残虐非道であった一方、遅れた農業国であったロシアを工業化し、最終的にはドイツに勝利してソ連をアメリカに対抗できる大国の地位に引き上げた功績もあります。


現代のロシアではスターリンの悪行はすべて明らかになっていますが、いまだにスターリンを偉大な指導者として支持している国民も多いとか。


単純に、「悪の独裁者」として全否定はできないのでしょう。


スターリンも、その国民も複雑な存在なようです。

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