すらすら日記。

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ディズニーランドを「自分の意思で自由に選択」していますか?

TVでは、定期的にディズニーランドのイベントを紹介する番組が流れています。
別にディズニーランドの運営会社であるオリエンタルランドがスポンサーになっているわけではありません。


オリエンタルランドはマスコミ向けに無償入場券を配っており、それを国税当局は「特定の事業関係者を接待するための交際費等」に当たるとして更正処分。
オリエンタルランドはそれを不服として最高裁まで争ったのですが、結局、敗訴しました。
国税側の課税処分は適法であるとされたわけですね。


この裁判に関しましては、交際費等課税を定めた租税特別措置法の規定の文理解釈から逸脱しているとして、一部に評判が悪いのですが・・


交際費課税の趣旨として、一部の権限を持つ事業関係者へ接待贈答することにより、市場で行われる公正な選択を歪めてしまうことを抑止することも目的として挙げられます。
品質などがいまいちなのに、選択権をもった関係者が接待贈答を受けて意思決定を歪めてしまうのは市場の機能を損なうとも考えられているわけですね。

いえ、ちょっとだけ経済学を学びましたので、「自由で公正な市場は社会厚生を最大化する。政府の役割はその市場のルールを整備して違反する者を取り締まることだけに限定すべき」とも考えているので。

じゃあ、巨大資本が広告費で消費者を誘導し、「選択の自由」を歪めているのはどうなんだ、とksrpが飛んできそうな気もしますが。


まだまだ考えます。

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