数字に強くなりたい。(その1)
経理をやっていると「数字に強いんでしょ?」などとも言われます。
確かに、経理にいれば桁数の多い数字を扱いますし、その職に無い方にはなじみにくい「複式簿記」という技術を用いますので、なんだか高度なことをやっているように思われたりも。
でも私は、はるか昔に共通一次試験*1が終わった時に、「もうこれで数学を一生勉強しなくても済むぞー!」と心の中で叫んだくらい数学ができません。
でも、たくさんの数字を眺めていると、ふと見た瞬間に「違和感」を感じることが。
「この数字はおかしい!」とピンと来ることがあるわけです。
調べてみると、案の定、計上するべき取引が漏れていたり、期間配分を誤っていたりして間違っているわけです。
こんな「違和感」なんて、説明不能な職人の技じゃ、再現性がないし後継者も作れません。
そこで、「数字に強くなる」ために何をすればいいのか、経験してきたことを少々、解説したいと思います。
続きます。