売れる前の苦しみと、売れた後の喜び。その後の・・
本日のお題はこちら。
- 作者: 新庄耕
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2015/06/05
- メディア: Kindle版
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今はいわゆるバックオフイス勤務ですが、10年以上前にはふつうに営業現場におりました。
金融の営業現場でも、いろいろな営業ノルマがかかるわけでして、定期預金□百万円、住宅ローン●百万円、クレジットカード×枚とか。
私が営業にいたのはずいぶん前でしたので、当時はありませんでしたが、今だと投資信託●●百万円販売、年金保険△△百万円販売で、手数料収益××百万円とかあるんじゃないでしょうか。
個人向け営業だとこんな感じで、法人向けだと新規融資開拓×件、融資新規○億円とかいろいろな目標があるものと思われます。
いずれも簡単にクリアできるものじゃなくて、あの手この手で工夫しないと達成できなかったですね。
で、達成できないと上司から「詰め」をくらうわけです。
「どうやってあと○百万円収益積み上げるんだ!あてはあるのかっ」
「達成していないのはお前だけだ!一人でチームの足を引っ張るのかっ」
などという感じ。
私はどちらかというと「詰め」をくらって苦しんだ記憶はありません。
ぜんぶの目標を毎回、クリアできたわけじゃないんですが、時代としてものんびりしていたのでしょう。*1
金融といってもいろいろですし、厳しいところは灰皿や四季報が飛んでくるそうですが、金融よりさらに過酷なのが不動産業界であると聞きます。
小説ですので、ネタばれになるような本の内容の紹介はいたしません。
本書を読んで、少し昔のことを思い出しました。
不動産・金融に限らず、営業経験のある方も無い方もぜひ。
*1:実際は苦しかったんですが、過去は得てして美化されるものなのかもしれません。それでも、辞めすに生き残っているという事実は動かせません。