業務命令：「犠牲にかまわずあの高地を奪取せよ」、じゃなくて。

軍隊組織じゃないけど、企業でも業務上の指示は絶対です。
もちろん、コンプライアンス（笑）が叫ばれて久しいですから、法や社会規範に反するような上司の業務命令に従う必要は無い、というのもありますが。

ここでは、あくまで上司の業務上の命令は「適法」なものであるとします。

そのようなコンプライアンス上はなんら問題がないような業務上の命令であっても、指示を受ける方にとっては「なんで、そんなことをする必要があるの？」「理不尽だ！」と感じることも多いものです。

納得いかないままでは、仕事に取り組むやる気もそがれるでしょう。

部下に納得したうえで、きっちり仕事をこなしてもらうために、指示を出す方は・・

「なぜ、その仕事をする必要があるのか。」
「その仕事を完遂すればどのような効果が見込まれるのか。」

そういうことを指示を出す前にきっちりと説明する必要があるのではないかと。

長年、組織に勤めていろいろなことに遭遇します。

「つべこべ言わずに黙ってやれ！」というやり方では、短期的には部下を駆り立てることは可能でも、長期的には持続できません。

そんなことを、あらためて考える、秋の夕暮れなのでした。