仕事をすることだけでプライドを維持していると・・
多くの方々は「働くこと=仕事をすること」で社会とつながり、自分は世の中に必要とされている、価値がある人間なんだ!という自尊心を満たしています。
その仕事が世の中に価値を生み出して社会、とか大げさなものではなく、属する組織をより良くしているならば、その方にとっても帰属する場所にもWin-Winでしょう。
得てして、ベテランとかお局さまとか呼ばれる組織の中に長くいる方々は、自己流の仕事の仕方にこだわっていることが多く、実は組織の要求にも世の中の流れとも合わなくなっていることが。
その結果、非効率を巻き起こして周りの方々に余計な負担を掛けている多いです。
そして、ベテランの方は、そのことに気付いていないことも。
その非効率を指摘して、仕事のやり方を変えようとすると、強烈な抵抗を引き起こします。
「やり方を変えろというのか!俺はプライドを持って仕事をしているんだ!!」
仕事の内容や成果ではなく、仕事をすることそのものにプライドを掛けているので、人格を否定されるように感じるのかもしれません。
自分のやり方のまずさで、周りを混乱させたり負荷をかけていることには無自覚です。
あるいは、問題はその「非効率」によって周りに負担がかかっているのに、その非効率さを「頑張って努力している」と評価してしまう組織風土の方かもしれません。
できましたら、仕事以外にも自尊心を維持し、満たせることを持ってくれればいいのですが。
とかく、人の心は難しく、取扱いにくいものと感じております。