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すらすら日記。

すらすら☆

より良い教育のために、希少な資源をどこに投入すべきか。

本日のお題はこちら。

誰しも一定の教育を受けてきているので、教育問題については誰もが評論家のような持論を持っています。
しかし、その多くは「懸命に努力したから成功した」のような個人的な経験による体験談・逸話レベルの論議の積み重ねに過ぎません。
別の方が同じことをなぞったとしても再現性はあまり期待できないわけです。

本書は、経済学の手法を用いまして、

「子どもをご褒美で釣ってもいいのか?」
「少人数教育は効果があるのか?」
「勉強だけが学力なのか?」
「いい先生って?」

などという、巷で話されている教育に関する話題を、データによりその効果の程を分析しております。
多くは米国でのランダム化比較試験や自然実験による例示を引いておりますね。
日本では、まだ日本では教育政策に「科学的根拠が必要」という考えが無く、文部科学省など官公庁もデータ公開に消極的です。

議論や問いかけについての答えはネタばれになりますので、本書を読んでいただくとして、ここでは述べません。
一つだけ公開しますと、教育投資は高等教育よりも幼少期の方が費用対効果が高いため、財政支出をするならば、就学前の教育に投下すべきとの提言がありました。


データ公開に官公庁も学校も消極的なこともあり、米国のようには日本ではこの教育経済学という研究は進んでいないそうです。

資源は希少です。

子どもたちの未来のために、どこにどういう政策を打つべきか。
その議論の前提すら出来ておりません。

その入り口として、本書が広く読まれて、非科学的・主観的な教育談議に代わって、科学的根拠のある政策提言がなされることを願います。


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