人がそれぞれの役割を果たさないと何が・・というお話。
システム障害とか、粉飾決算見逃しとか不祥事がありますと、よく「経営陣の関与がなされていない」「組織的な対応がなく、担当者任せになっている」などという論評がなされます。
私は、経営論や組織運営などを学んこともないので、この論評が正確にはどういう知見をもとになされているのかはよくわかりません。
ただ、自分自身、組織で働いている一員として、そういう「やらかして」しまう状態がどういうものかはなんとなく、想像がつきます。
管理職も、その上の人も、「自分自身のこと」にせいいっぱいで、組織や部下を見ている人(見ようとしている人)はあんまりいない。
ハンコの数だけは増えるけど、誰も奥深くまでは見ていない。
たまたま、現場担当者がうまくやれれば、上手くいく。
それが現実ではないかと思われます。
そろそろ、「現場の善意」に期待して頼り切るのは限界だと思われるのですが。
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そんなことも感じております。