すらすら日記。

すらすら☆

鏡の中の半分の自分に傷つきながら生きているというお話。

他人同士だった男女が出会って、やがて子どもが生まれると、それは半分だけ自分自身です。

夫婦は同じものを食べて、同じところに暮らしているとだんだん似てくるとはいうものの、やっぱり他者であることには変わりありません。

でも、親子は半分だけ自分自身で、それだからこそ嫌な部分、似て欲しくない部分が重なって見えてしまいます。

血の繋がりが無い他者であれば、そんなものかと見過ごすようなことであっても、半分自分自身である親子の姿は、鏡を突きつけられているようで、なかなか受け入れらない。

人は誰かの子として生まれ、また自分で子を持って、やがて死んでいきます。

その時間は、振り返ってみればほんの一瞬ではないかと思います。

短い時間になにも傷付けあうことはないのにね。

そんな風に思いながらも、鏡のなかの半分の自分に傷つき、苦しむことが日々の人生なのかもしれません。


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