試験紙としての、嘘で生計を立てる人々について。
世の中には一定数、「嘘、あるいは嘘と事実を混ぜ合わせた曖昧な情報を連続して流すこと」により生計を立ててている人々がいます。
その方々は、ジャーナリスト、評論家、著述業などという肩書を名乗っていることが多いですね。
時々、嘘を暴かれてこっぴどく批判されていることもありますが・・
周りが真実を突きつけて嘘を暴くためにはちゃんと事実関係を確認する・論理たてて誤りを指摘するという高いコストがかかるのに対し、嘘を並べたてるのコストは安く、連続して怪しい話を並べられると、とても太刀打ちできません。
それに、その嘘は一定数の人々にとって耳に心地よく、嘘で生計を立てる人々の周りには信者=その怪しい言論をお金を出して購入してくれる人々が集まることに。
そうなると、嘘で生計を立てる人々は時々、嘘が暴かれて炎上しても、信者から著書・メールマガジン・セミナー・サロンなどで集金できる限り、止められないわけです。
嘘で生計を立てる人々は、まともな方々からは相手にされません。
時に、大学教授、弁護士、作家、大手のジャーナリストなど、社会ではまともな職業と思われている方々が、嘘で生計を立てる人々が流している情報に飛びつき、それを広めたりしていることを目にします。
おそらく、その流れてきた嘘が自分の好みに合っていたため、真偽を確かめることも無く飛びついてしまったのでしょう。
ちょっと調べれば、その情報元の人物が、数々のデマ流布を指摘されていることがわかるはずなのですが。
困った人々である、嘘で生計を立てる人々ですが、一見、まともと思われていた立派の人々の知性の無さ、思慮の浅さを試験紙の色を変えて暴いてくれたわけです。
私も生身の弱い人間ですから、どこからともなく流れてきた都合の良い情報には飛びつきたくなります。
しかし、それが誰が、どんな情報源から流しているものなのか。
反射的には飛びつかず、一呼吸置くことにしたいと思います。