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すらすら日記。

すらすら☆

父が娘に語るマイナス金利。

先日、日本銀行の黒田総裁が訪米した際、「マイナス金利拡大の可能性もある」と述べたことがTVで報道されていました。そのニュースを聞いて、父(すらたろう。銀行員)、母(専業主婦)、娘1(もう大人)、娘2(中学生)の会話です。*1


母「やだー。」

娘2「マイナス金利って何?」

娘1「わかんないかー。」

父「金利っていうのは、お金を借りた方が払うものなんだけど、今は逆に借りた方がもらって、預けた方が払わなきゃならないの。」

娘2「???」

父「ゲオとかで、DVDを借りるとレンタル料がかかるでしょ。金利というのは、お金を借りたときの借り賃のこと。日本銀行は、民間の銀行からお金を借りているのに、マイナス金利だとお金を貰えちゃうことになる!」

娘2「おー!DVDレンタルの話はよくわかる・・でも日本銀行って?」

母「日本銀行は、『銀行の銀行』なの。パパの勤めている銀行で余ったお金は、日本銀行に預けているのよ」

娘1「現代社会で習うかなー。高校だったかな」

父「マイナス金利、というのはパパのところの民間銀行が日本銀行に預けると、その一部がマイナスになっちゃう。つまり、お金を預けているのに損しちゃうということ。」

母「パパのギャラが下がるかもよー。」

娘1「なんで日本銀行はそんなことをするの?」

父「日本がずーっとデフレだから、それをなんとかしようとしているの。マイナス金利で損するくらいなら、お金をバンバン使え!って。デフレというのは、物の値段が下がっていくこと。」

母「みんながママみたいにお金をバンバン使えば、デフレなんか吹っ飛ぶのに!」

父「70代の老人が『老後が不安だから』ってお金を握って離さないから・・」

娘1「70代で老後が不安ってどういうことー!」

母「デフレで安く物が買えればいいと思うでしょ・・でもね」

父「勤めている人の給料は、みんなが物を買う時に払うお金から出ているの・・だから」

娘1「物が安くなる→売上が減るので給料を下げよう→物が買えない→物を安くしよう・・デフレスパイラル!!」

父「そう、デフレだと、どんどん首が締まってみんな苦しくなる・・」

娘2「値段を上げればいいじゃないの?みんな一緒に。」

父「日本は自由な国だから、国の命令で値段を上げさせることはできないの。カッパ寿司も90円にするってニュースに出ていたし」*2
母「バブル崩壊前はインフレだったのよー。」

娘2「???」

娘1「インフレは、逆に物の値段が上がっていくことね。マイナス金利は効いてるの?」

父「世の中の金利は確かに下がっているけど、デフレ解消にはほとんど効果がない・・だから黒田総裁はマイナス金利をもっとやるかも、とかいう発言をしている」

母「こんなニュースが出るとまた銀行株が売られちゃうねー。」

父「世の中のほとんどの人は、マイナス金利の意味がわからないと思うけどね」

娘1「本当に??」

父「世間の銀行員のほとんどは、マイナス金利の仕組みを説明できないと思う」

娘1「そんなにバカなの銀行員って」

父「いやいや、自分の直接やっている仕事はわかるけど、日本銀行とのお金の貸し借りの仕組みは理解できないでしょう」

娘1「えー。」

母「そんなものよー。パパだからわかるのよ」


娘2は、学校で習っている社会科はとても得意な科目ですが、まだまだわからないようです。なお、会話は少し整理しておりますが、「デフレスパイラル」も「銀行の銀行」も本当に言っています。

なぜ、マイナス金利がデフレ脱却につながるかという説明が、娘に上手く伝わって理解してもらえたかどうか。

というか、その仕組みについては、私自身が納得できる説明を聞きたいと思っております。

マイナス金利政策 3次元金融緩和の効果と限界

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超金融緩和からの脱却

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新しい本もいくつか出ていますので、また読んでみたいと思います。


*1:食卓を囲みながらの他愛ない会話ですので、厳密性も何もありません。少し補って書いてますが、その辺はご容赦のほどを。

*2:デフレ=一般物価が持続的に下落していく経済現象ですから、個別企業の値下げイコールデフレではありません。厳密性を欠いている点はご容赦を。

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