職場内の自称「専門家」への対策について。
専門的と思われる金融の仕事でも、そのかなりの部分は「高度な訓練や専門知識を習得していなければできない」という性質のものではないと思っております。
平均的に読み書きができて、四則演算と基本的なパソコンスキルがあればできる。
金融の仕事に限らず、オフィスで行われる事務などの大部分はそのとおりではないかと。
ところが、いたずらに仕事を囲い込んでブラックボックス化し、他の人に触らせないことで自分は専門家であると錯覚しているような類型が観察されます。
「余人をもって代え難い」という状況を作ってしまうのは、組織で仕事をしている以上、あってはならないことかと。
管理職の役割は、「自分は専門家だ、他の輩には俺の仕事は触らせない」などと勘違いしている方のブラックボックスを解き明かし、誰でもできるようなかんたんな仕組みに作り替えることでしょう。
本来、専門家とは柔軟なものであり、世の中の新しい動きに適応して、自らスキルを磨いていくもの。
「俺のやり方」を通そうとする、お局やベテランと呼ばれるような方々は、自称「専門家」でしかありません。
若く将来のある人々に道を拓くためにも、そういう過去の人物には退いてもらわねばならない。
そのために、何ができるか。考えております。