すらすら日記。

すらすら☆

社会的に正しく振舞うことを期待されている職業の人々について。

社会的に「正しく振舞うこと」を期待されている職業というのがあるのではないかと思います。

そういう人が、道徳的に見て、倫理的に見て、正しくないことを言うとこう非難される。


「それでも大学教授か」

「社長の地位にある者の言うこととは思えない」

「新聞記者にあるまじき偏見」

「弁護士なのに無知を晒している」


などなど。

思うに、その地位にある者なら、このような言動をするべきだ、という暗黙の社会規範があって、それが破られたと感じたら先のような非難がぶつけられるのでしょう。

しかし、その地位は社会的に正しく振舞ってきたから、そのことを理由として任命されたり、資格を与えられたりするわけではありません。

大学教授になるのに、良心は必要ない。

社長の任命根拠は、よくわかりません。

新聞記者は、ただの一つの職業です。

弁護士は、司法試験に合格すれば、どんなに社会常識なるものがなくても資格が与えられます。


全人格が優れているから、その地位にあるのではないでしょう。

もし、全人格が「正しく」なければその分業の地位に就けないとしたら、その地位にない者は「正しくない」ことになるのかも。

そこまで明確に線引きされた社会もまた、息苦しいのかもしれません。

私はまったく不完全で、正しくない言動もしてしまいます。

なので、そういう人たちに対しても、正しく振舞うことを期待しないように努めたい。

そう思っています。



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