第一歩は、聞くことから。
スタッフが報告したり、問題点の解決を求めて相談にきたりしている時に「説明がわかりにくい!もっと簡潔に」と遮ってしまう管理職がよくいます。
管理職は、多くの判断をこなさなければなりませんから、そのような長い説明は聞いていられない!というのも一面では理解します。
しかし、分刻みのスケジュールで働くトップマネジメントならいざ知らず、第一線のスタッフの説明を聞く立場の管理職であれば、まずは「じっくり聞くこと」が大事ではないかと。
説明を途中で遮ってしまう管理職が説明を聞いていられないのは、
スタッフの使う専門用語についての知識が欠落しているのか
理解力が乏しいのか。
説明が長い、わかりにくいと遮ってしまう前に、自らを顧みる必要があるのではないでしょうか。
私だって、スタッフがやっている仕事を100%、再現できるほど精通はしておりません。
わからない言葉も出てきますし、堂々巡りしてしまう説明の場合もあります。
でも、その時は、いったんは通して聞いてから
その言葉は何のことなのか、なんの問題で困っているのか。
根気よく、繰り返し聞いてあげたい。
コミュニケーションの第一歩は、話すことじゃなくて、聞くことから始まるのではないかと考えております。