現実的なキャリアの選択肢の選び方について。
本日のお題はこちら。
- 作者: 木村 勝
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2017/05/08
- メディア: Kindle版
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キャリアを考える本やweb・雑誌記事といいますと
「海外の大学院へ進んでMBA取得!」などというごくごく限られたエリート層を対象にしたようなもの、
「難関資格を取って人生逆転!」のような大きな夢を語るようなもの、
「まだ大都会で消耗してるの?」のような、サラリーマンを「社畜」と蔑んで田舎暮らしや独立起業を無責任に煽り立てるもの・・
どれも極端な話ばかりで、読んでもあまり現実味がなさそうなものが多いようなイメージがありました。
それらとは異なり、本書は、どこにでもいるようなごくごく平凡な中高年ビジネスパーソンが、セカンドキャリアとして選択し得る現実的な選択肢を示し、それらのうちどれを選んだらより良い人生を送れるかというアドバイスを述べております。
選択肢は、①今の会社に勤め続ける②転職する③出向する④独立起業するという4つです。
著者は、どれがベストか、正解だというのははっきりとは推薦しておりません。
それぞれについて、メリット・デメリット、著者が遭遇した成功例・失敗例を豊富にあげております。
どの選択肢を選ぶにせよ、自分自身と家族がじっくりと準備をして考え抜いて道を選ぶことを勧めています。
「なんとなく」「準備もしないまま」やってしまうと、失敗や後悔が待っていると。
50代くらいの方に向けて書いた本のようですが、キャリアの行く先を考える30代~40代くらいの方でも興味深く読めると思います。
「なんとなく」働いている方でも、何かヒントを得られるでしょう。
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