嫉妬という厄介な感情とつきあっていくことについて。
お金持ち。
素晴らしい恋人/配偶者がいる。
やりがいのある仕事をしている。
頭が良くて、一度聞けば理解できる。
人の属性や境遇は、いろいろです。
自分が持っていない属性を持つ他者、あるいは自分がその人より劣っている、少ない。
羨ましい、と感じるのは、自分がその属性を欲しくても得られない場合でしょうか。
嫉妬を感じると、苦しいばかりで良いことはありません。
求めても得られないという渇望感に加えて、嫉妬という卑しむべき感情に自分が捉われているという罪悪感のようなものも。
嫉妬することで、二重の苦しみを味わってしまうわけです。
他者の境遇について、「羨ましい」という嫉妬の感情をまったく感じないというのは、神ならぬ生身の人間であれば、やむを得ないことかもしれません。
私も、ある属性や境遇にはひどく嫉妬してしまいます。
嫉妬の感情が沸き起こったら、自分はなぜ、どうして、何に対して嫉妬しているのか。
そう自問自答することで、この厄介な感情とうまくつきあっていくしかないのか、とも考えております。