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経理部のための実務書ガイド。(2015年版)その1 会計編①。

過去ログの「経理部のための実務書ガイド」に今でもけっこうアクセスがあります。
2年前の記事で少々古くなりましたので、2015年版として更新したいと思います。
過去ログではkindle電子書籍があまりありませんでしたので、そちらも交えて。
なお、経理部といいましても主に制度会計(計算書類・短信・有価証券報告書など)や税務申告を担当している部署を想定しており、給与支払い・社会保険料納付、売掛金管理、固定資産の実物管理などは範囲外です。
会社により経理部門が担当している業務の範囲は異なるかと思いますが、何かの参考になりましたら。

①入門編
何回も紹介しておりますが、手軽に読める会計入門書ではこちら、「会計の基本」を。

会計の基本【第2版】 この1冊ですべてわかる

会計の基本【第2版】 この1冊ですべてわかる

って、第2版が出ているじゃないですか!(2月6日発売)
詳しくは過去ログの
専門家じゃない方でも「会計の基本」を身に付けるために・・をご覧ください。
これは大々的にお勧めです。

②基礎編
会計は少しだけ勉強してきた、簿記2級程度は持っているという方には桜井先生の財務会計講義を。
簡潔なテキストですが、この本に書いてあることをすらすら説明できるようにならないと一流経理マン( )にはなれないとも・・

財務会計講義(第15版)

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③回り道編
組織的に人材育成している企業なら、経理担当にはそれなりに会計の素養がある方が配置されるものと思われます。
しかし某弊社のように何を根拠に私のような素人を放り込むところも多いと思われ。
日商簿記は実務に役立たない、古臭いなどとも言われたりもしますが、歴史ある試験であり、まじめに勉強すれば必ず日々の仕事の質向上に寄与します。

まったくの初学者の場合は必ず3級から学習することです、私は2級を買ったら何も分からずに結局回り道をしてしまいました。
焦らず急がずゆっくり順番通りに学習するのが結局、早道です。

④業界話題編
どこの世界にも業界で話題になっているトピックがあるものです。仕訳や開示書類の注記作成など、実務に密着した仕事だけではなく、もっと大きな流れを知っていると、日々の仕事が少しだけレベルアップするかも。
会計の世界でも、IFRSの動向や組織再編など、近時の実務界の話題を押さえるなら伊藤邦雄先生のこちらでしょうか。

新・現代会計入門

新・現代会計入門


続きます。
(会計応用編・税務編の予定です)

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