税法を無料で学べる税務大学校講本のおすすめ。(2016年版)
ネットには親切な方というかおせっかいな方がたくさんいまして、いろいろな分野についての解説記事がUPされており、無料でいくらでも読むことできます。
でも、web記事は断片的で、法制度改正の改定にはおいついていないこともしばしばです。
特に、私が専門としております税法の分野は毎年、改正がありますので、古い記事を見て思わぬ間違いをしてしまってはたいへんです。
やはり、体系的に学ぶには編集された単行本がいちばん良いと思われますね。
ちまたには「税法入門」などという本がいろいろ売られていますが、ぜんぜん入門じゃない難しいものを掴んでしまうとたいへんなことに・・
ここでは、国税の研修・研究機関である税務大学校が、税務職員の研修のために編集した講本をご紹介します。
こちら、誰でも無料でダウンロードして閲覧することができます。
税法入門から始まり、所得税法、法人税法、相続税法、消費税法、国税通則法、国税徴収法、間接税法で全部で8冊あります。
それぞれ、100~150ページくらいのPDFファイルとなっております。
税務職員向けに書かれたテキストなのですが、決して徴税側の論理だけで書かれているわけではありません。
税法入門は、財政学の初歩の初歩のような話も書かれてありますし、それぞれの税収などの統計データも載っています。
いわゆる税務(税金計算の技術)だけではなく、あまり市販テキストが無い通則法や徴収法なども学べますので貴重ではないかと。
何千円もかけて高いテキストを揃える前に、ぜひ、こちらもお試しの程を。