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分配可能利益は遡及修正されるのか?

話題のオリンパス社の訂正報告が過去5年分に渡って開示されました。
この訂正により、連結ベースで約600億円の純資産減少となったが「債務超過にはなっていない」とさかんに強調されています。

しかし、配当可能利益はマイナスになってしまい、結果として数年間に渡り違法配当の状況になっていたとの発言もありました。
オリンパス決算ライブ 7
粉飾前の財務諸表では分配可能利益が確保されていた状態だったのに、訂正してみたら剰余金が枯渇してしまい、結果として違法配当に・・という状態のようです。
財務会計的な視点からみますと、誤謬(=粉飾)による過年度遡及修正は過去の確定した決算を変更するものでは無い、という理解だったのですが・・

会社法ではどのような扱いになるのでしょうか?
また、その場合の取締役の法的責任は?

ちょっと手元に資料が無いので、この辺りの本を読んで調べてみることにします。
過年度決算訂正の法務〈第2版〉
過年度遡及処理の会計・法務・税務

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