2016-01-01から1年間の記事一覧
組織のなかに正社員、嘱託職員、派遣社員、定年再雇用者などいろいろな職制の人が入り混じるのはどこでも普通のことになっていることと思います。たまに、嘱託職員や派遣社員から正社員に登用されることもありますが、その職制は、身分のように固定性が強い…
面白い記事を見かけましたので、私も便乗して少々。 megamouth.hateblo.jp黙っていても仕事はどんどん増えていきますし状況は変化しますから、既存業務の改善と効率化を継続的にしていかないと、仕事が山積みになって詰んでしまうことになります。偉い人( …
「表面で唱えているスローガン、お題目」と「実際の行動・行為」がかけ離れていれば、誰もその人のことを信用しなくなります。営利企業においても、会社のホームページに「地域社会に貢献、お客さま第一」「人材を大切にする経営」などの美しい社是・社訓が…
どこの組織でも、仕事のノウハウを自分だけで抱え込んでブラックボックス化している方はいるのではないかと思われます。「この仕事はあの人しかできない」という評価を得て、その職位に留まり続ける。こういう属人化が極まってしまうと、もう人事異動はでき…
本日のお題はこちら。チームのことだけ、考えた。作者: 青野慶久出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2015/12/21メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る伝統的な日本の大企業は、中軸となるのは男性ばかりで、その男性の中でも権限を持っているの…
昨日、日本銀行から金融システムレポートが公表されました。 金融システムレポート(2016年10月号) :日本銀行 Bank of Japanこれを受けまして、報道各社はレポート内容を要約して報道しておりました。 報道内容としては、NHKなどによる「銀行による不動産…
東芝の粉飾決算などをとりあげた「会計士は見た!」の著者、前川公認会計士の新しい本が出ておりましたので、「なぜ、監査で粉飾を見つけるのが難しいのか?」ということを少々。事件は帳簿で起きている作者: 前川修満出版社/メーカー: ベストセラーズ発売日…
「証券アナリストジャーナル」10月号に掲載されていた植田和男教授「マイナス金利政策の採用とその効果」を興味深く読みましたので、そのうち、金利低下と銀行経営に関する部分を引用し、少々解説したいと思います。目次だけこちらで参照できますね。 www.sa…
時に暴力を伴う過激な政治活動に没入する青年活動家の言葉として、「本なんか読むと、自分の中の信念が損なわれるからいっさい読まない。それよりも行動だ」という趣旨の話を読んだことがあります。青年活動家による「読書という行為」への批判は、元から自…
公共図書館や大学図書館では、図書整理期間や長期休暇の際、いつもより多め・長めに本を借りられることがあります。そこで、ふだんは読めないような量を一気に借りてきたのですが。結局、ほとんど読みませんでした。その間、読書が止まっていたわけでは無い…
よく、「部下を信頼して仕事を任せることが、その部下の成長に繋がる。やり方を一から十まで全部指示したり、途中で口を出したり、ましてやできないからといって仕事を取り上げてしまってはいけない」という旨の意見が聞かれます。これは、多くの場合、当た…
誰しも、他者からは「善良な人間である」と評価されたいと願っていることと思います。そう思われていた方が、敵も作らず、安全ですから。そのため、思ったことをそのまま発言するのではなく、本音は内心に秘めたまま、綺麗事・建て前論を並べてしまうことに…
最近、その言い方を耳にすることも減りましたが、国会議員は「国家・国民の選良」とも呼ばれることがあります。 国民の選挙で選ばれるわけですから、「選」はわかりますが「良」であるかどうかは評価する人の価値観によりけりなので、なんとも言えません。 …
高齢者等の知識不足につけ込んだPCデポによる組織的とも言える「情弱商売」への批判が高まっております。 関連して、同じく「情弱商売」であるとして、銀行の投資信託販売も批判されており、こちらについて「苦情を言っても銀行側は知らぬ存ぜぬで、損失を…
人の知らない秘密を握っているという感覚は、自分があたかも選ばれた人間であるかのような優越感をもたらすと聞きます。事実、秘密を握って「情報の出し方」をコントロールし、人々を翻弄することで権力を行使している人物は多いと思われますので。会社組織…
私が企業会計実務の世界に入ってきた頃、経理の仕事はいわば「職人芸」でした。その後、西武の有価証券報告書虚偽記載、ライブドア事件など、数々の企業不祥事の度に、法令による規制や証券取引所の自主ルールが整備されていき、経験と勘に頼っていた経理業…
先日、日本銀行の黒田総裁が訪米した際、「マイナス金利拡大の可能性もある」と述べたことがTVで報道されていました。そのニュースを聞いて、父(すらたろう。銀行員)、母(専業主婦)、娘1(もう大人)、娘2(中学生)の会話です。*1 母「やだー。」娘2…
世の中には、噂話が生きがいのような方がおります。良い噂ならばまだ良いのですが、人の悪口や不幸な話を聞きつけ、それをまた誰かに広めることを日々の楽しみにしているような人物も観察されます。「Xさんが職場で上役のYからいじめを受けて辞めちゃったん…
職場は「仕事」をするために集まっているわけで、黙って仕事だけしていればいい、というのは一見、正しいようにみえて実は効率が悪いそうです。聞くところによりますと、もくもくと一人で作業しているよりも、雑談しながら進めた方がはるかにスムーズに仕事…
小中学生~高校生くらいまでは、家族と学校の人間関係がほぼすべてであり、そこのコミュニティに受け入れられない・つまはじきされると非常に苦しい思いをすると聞きます。特に、学校の友人関係の同調圧力とかすさまじいもので、そこでは「みんなと同じ」じ…
SNSを見ていますと、他者の学歴や年収が気になって、来る日も来る日もその話題から離れられない方もおります。あるいは、好ましくないと思っている政治党派の悪口ばかり繰り返している方。また、延々と自分の好きなアイドルの女の子の話ばかりしている方もお…
世の中では、今日もどこかで心無い言葉で傷付けられたり、酷い運命にあって怪我をしたり、はたまた不運にも若くして死んでしまったりする方がいます。TVではそんな「かわいそうな出来事」をわざわざ盛り上げる効果音楽までくっつけて、繰り返し流してきます…
違う職業の方や、違う街に住んでいる方を「楽しそうな仕事でいいなあ」「面白いイベントがたくさんあっていいなあ」と羨むこともあります。「他人の芝生は青く見える」って、よく聞きますからね。特に、ちょっとだけ手を伸ばせば届きそうな距離にいるところ…
「詰める」という文化は、金融業独特なのでしょうか。詰める、とは、手数料収入などの営業目標が未達成の担当者に対し、上司・先輩が・・「あと見込客はどのくらいあるのか」「明日の見込みはいくらで、明後日はどのくらいなのか」「足りない分は、どの客層…
夏休み中にずいぶん本を読みましたので、少しづつ。地域再生の失敗学 (光文社新書)作者: 飯田泰之,木下斉,川崎一泰,入山章栄,林直樹,熊谷俊人出版社/メーカー: 光文社発売日: 2016/05/27メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見る私は地方都市住…
あまり時事的な話に突っ込んだことは言わないのですが、解雇規制と貧困の話が話題になっておりましたので、今日は少しだけ。いまどき、珍しい部類に入るのかもしれませんが、身の回りには「働かないダメおじさん」がたくさんいます。会社自体が、規制に守ら…
話題の芥川賞受賞作、「コンビニ人間」を読み終えました。コンビニ人間 (文春e-book)作者: 村田沙耶香出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2016/07/27メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る既に多くの書評・レビューが書かれておりますし、まだお読み…
いまだに、家族同士でお金の話をしないという家庭もあるのかもしれません。給与は銀行口座に毎月、自動的に振り込まれ、父母が働いていること、収入との結びつきが子どもたちにはよくわからないことも。毎月の給与、夏冬の賞与がどのくらいの金額なのか、年…
ネットには親切な方というかおせっかいな方がたくさんいまして、いろいろな分野についての解説記事がUPされており、無料でいくらでも読むことできます。でも、web記事は断片的で、法制度改正の改定にはおいついていないこともしばしばです。特に、私が専門と…
前回の「本を読むことについて。」で書きましたとおり、いつも、何か読んでいます。本や雑誌だけじゃなく、ネットに書き込まれた誰かの言葉も。読めば、何か感じて、考えるわけです。そこで、自分が考えられたについて、また誰かに伝えてみたいと思うわけで…