すらすら日記。

すらすら☆

答えのない問題の「正解」を売る情報商材屋という人々について。

情報劣位にある者に、優位にある側が正しい情報をお金をもらって教える。

ここで売られているのは、情報です。

身近なところでは簿記検定や宅建試験の受験指導から、公認会計士や司法試験などの難関国家試験予備校まで、広く世の中で行われています。
これらはまっとうな商売ですし、誰も彼ら受験指導者のことを「情報商材屋だ」と呼ぶことはないでしょう。

また、大金持ちになりたい、異性にモテたい、有名企業に内定をもらいたい。

こういう「情報」を求める情報劣位にある者もいます。

こういうニーズに対しても、インターネットでは「私がその成功の秘訣を知っている」と称して、藁にも縋る思いの人々に高額な情報を売っています。

彼らはしばしば「情報商材屋」だと嫌悪され、糾弾を受けています。

資格試験予備校と情報商材屋の境目はどのあたりにあり、なぜ、後者は嫌われるのか。

自分自身でも答えが見つけられておりませんでした。

ふと考えるに、後者の「成功の秘訣」を売ると称している情報商材屋が売っているものは、たいていの場合、「答えがない」「基準が不明確」「再現性もない」などの共通項があるのではないかと。

大金持ちになるための方法は、ビジネスに最低限の基準はあれど、この世に大金持ちは少数で多くの貧困が残っていることを考えるに、万人に向く成功法はなさそうです。

異性にモテる方法など、相手も生身の人間であり好まれる性質に一般的な傾向はあれど効果と帰結はバラバラです。

大企業の採用選考も、どうように最低限の基準はありそうですが、受験者のタイプや企業別に受け入れられる方法に答えがなさそうです。

なのに、情報商材屋は「私の売る情報を買えば、必ず成功できる」とやる。

しかも、共通する一般的な傾向や最低限の基準は学校教育や社会常識で身につけられそうな部分も多く、高額な販売価格には見合いそうもありません。

価値がないものを高い値段で売りつける。

資格試験の過去問反復練習のような再現性が低いのに、「これが成功法だ」と。

人として、邪悪ではないでしょうか。

これは、繰り返される経歴詐称と情報商材屋の搾取行為を見かけて、個人的に感じたまでのことです。

被害は繰り返されておりますし、お金を払ってしまう人には届きはしないでしょう。

とりあえず、備忘までに私の考えを残しておきます。

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