すらすら日記。

すらすら☆

2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「普通の人」でも仕事が回せる管理部門を作るためには・・

もう10年以上、上場企業の管理部門におりますが、管理部門に長年在籍している方にはいろいろなタイプがいるな、と。大きく分けますと・・ 物事をどんどん複雑化しようとする人。何も変えずに前の通りにコピペする人。たまにしかいませんが、日々、工夫して効…

変えられない他者への「こうあるべきだ」についてのお話。

自分には関係しない他者の生き方について、不道徳だ、けしからんとか論評している場面をよく見かけます。私自身は他者に興味が薄いのか、直接、自分に害が及ぶことがなければまるで無関心ですが。仕事をしている場面で、それぞれの仕事に対する姿勢はバラバ…

財務3表を一体で理解して会計センスを身に付けるというお話。

営利企業に限らず、非営利のNPO法人などでも、入ってくる資金よりも出て行く資金が多いと、長期的には組織が維持できません。実際に決算書を作成したり税金計算をする経理部門や、資金調達などを行う財務部門など以外の方でも、組織にいる以上は会計センスは…

「嫌われている」職業集団のイメージ形成についてのお話。

世上では、嫌われている職業というものがあります。公務員・銀行員・マスコミでしょうか。いわく、 「公務員は、融通が効かなくて堅苦しい、楽ばかりしているクセに給与だけは高い」「銀行員は、陰湿な体質で理不尽なことばかり強い、さらに考える力も無い」…

誰のために/何のために仕事をするのかというお話。

仕事が終わった後に会社の人との飲み会とか、最近めっきり減りました。特に、若い方はプライベートが大事でしょうし、お金の使い方も考えているらしく、飲み会には来ないですね。私自身も職場の同僚とは、仕事をさせる/させられる「機能」「役割」くらいに…

今日の嘘は必要なものであったか、顧みるというお話。

人生の日々において、誰しも小さな嘘を積み重ねているのではないでしょうか。職場・学校でも、家庭内でも、嫌いな人に面と向かって「お前のことが嫌いだ」などと正直な言葉をぶつけるはずもなく、内心では嫌だと思いつつ、表面ではにこやかに対応しているの…

自分の理解していない仕事の先行きへの想像力の欠如についてのお話。

エクセルファイルは操作が簡単で、手軽に加工できるので誰にとっても便利なものです。毎月の様々なデータ集計にも活躍してくれます。ところが、使っているうちに、歴代の担当者がそれぞれのクセで計算式やリンクを追加したりして、新しい人は何を意味してい…

手が届きそうで届かない他者への羨望と嫉妬についてのお話。

海の向こうにいる砂漠の石油王の豪奢な暮らしを羨み、嫉妬に苦しむという方はほとんどいないでしょう。あまりに隔絶しており、手も届くはずもなければ、成り替わることもできないでしょうから。それに対し、ちょっと傍にいる自分の身近な人が、自分より少し…

自分の心の中の闇にしっかり向き合いたいというお話。

現し世に生きる生身の人間たちは、物語の中にしか登場しない聖者さまではありませんので、生まれ育った環境や周りの影響もあり、様々な偏見・差別意識に捉われています。一方、世の中にはあからさまに偏見や差別を言ってはいけないとされる規範があり、建て…

「あなたのためだから」という自己満足と保身のお話。

自分自身のために他者を強いて行動させるというのは、一般に望ましい行為だとは思われていません。「俺は困っている!俺を助けてくれ!!」と叫ぶ方はあまり見かけませんからね。しかし、何かを人々を動かそうとするとき・・「会社のためだから!」「経営判…

企業の現場からいつまでも引退できないおじいちゃんの地獄絵図のお話。

本日のお題はこちら。シャープ崩壊??名門企業を壊したのは誰か出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2016/03/03メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見るシャープの経営危機の経緯に関しましては、広く報道されて周知のことでしょうから…

選択を後悔したくない、正当化したいっていうお話。

年度末が近づきまして、退職を選んで別の道を進む方も散見される季節となりました。金融は激務・理不尽な職場であることは事実でして、希望を持って入社しても、若くして多くの方が辞めていきます。おそらく、その退職数も見込んで採用しているのはないかと…

経理部のための基本書ガイド。2016年版(財務会計編)

前の記事がだいぶ古くなりまして、紹介した本の改定版もでておりますし、私もいろいろ新しい本を読みましたので2016年度版として更新いたします。 まずは、財務会計編です。①導入編 決算書がスラスラわかる財務3表一体理解法 (朝日新書)作者: 國貞克則出版社…

女騎士が経理のお姉さんになってしまうお話。

女騎士「くっ…殺せ!!」オーク「ガハハ!! そうはいくか!!・・・今日から貴様はウチの会社の経理のお姉さんだ!!」女騎士、経理になる。 (1) 【電子限定カラー収録】 (バーズコミックス)作者: 三ツ矢彰,Rootport出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス発売日: 2016/…

戦争は男の英雄たちだけが戦ったわけではないというお話。

本日のお題はこちら。戦争は女の顔をしていない (岩波現代文庫)作者: スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ,三浦みどり出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2016/02/17メディア: 文庫この商品を含むブログ (3件) を見る作者スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ…

自称「弱者の味方」の中間搾取を無くす方法は無いだろうか、というお話。

国会議員、大学教授、大手新聞社などの記者などは、一般的に言って相対的な所得も高く、社会的地位もある「強い者」であるという認識でしょう。それが、いわゆる「弱者の味方」のポーズをとりつつ、単に個人の価値観に合わないものを、気持ちの悪いもの=社…

粉飾決算は根っからの悪人の仕業ではなく、普通の人間の弱さから始まるというお話。

本日のお題はこちら。粉飾決算 ―問われる監査と内部統制作者: 浜田康出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2016/03/18メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 本書は、4章からなり、1~3章で粉飾決算とは何か、事例を挙げて分析しつつ、第4…

経理新人向け・kindle版で学ぶ法人税入門。

もう少しすると、職場に新しい方が入ってくる季節となりました。まったく前提知識が無い方に、どうやって仕事の初歩を教えたらいいのか、また悩むことに。それぞれの経験や基礎学力、自ら仕事を覚えようと意欲の有無でいろいろ教え方も変わってくるのですが…

「ご説明」という儀式の無意味さについてのお話。

建て前として、経営者はその経営判断の前提となる現在の事実や将来の見通し、取り巻く環境や規制や法制度、その帰結までしっかりと理解したうえで最後の決断を行うことになっています。しかし、経営者が現場で実務をやっていた時代に比べれば、様々な事象は…

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