変えられない他者への「こうあるべきだ」についてのお話。
自分には関係しない他者の生き方について、不道徳だ、けしからんとか論評している場面をよく見かけます。
私自身は他者に興味が薄いのか、直接、自分に害が及ぶことがなければまるで無関心ですが。
仕事をしている場面で、それぞれの仕事に対する姿勢はバラバラで、まるで不熱心で不真面目にみえる方もおります。
昔は、「ちゃんとやってください!」と他者を強いて姿勢を変えさせようとしたこともありました。
社会人に成り立ての新人ならば、少しは改善の余地があるかもしれませんが、もう中年以降、特に40代~50代ともなれば、人間は変わるはずもないことに気付くようになりました。
向こうは向こうで、「たかが仕事」なのだから、もうちょっと手抜きをしようとは誘ってはきませんでした。
となると、私の「こうあるべきだ」は実に一方的だったのかもしれません。
できることは、他者を変えようとすることではなく、他者は他者でそのまま受け入れ、自分はそれに対してどう、対応できるか考えること。
そのことに気付くのにずいぶん長い人生の時間を要したかも。
いえ、まだ時々、けしからん!こうあるべきだ!!などと言ってしまうこともあります。
さて、どうしたら、変えられない他者のあるがままを受け入れられるようになるのか。
また、考えることとします。