すらすら日記。

すらすら☆

2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

あなたがしがみついているのは会社じゃなくて・・というお話。

期末が近づきまして、退職して新しい別の道を選ぶ方も散見される季節になりました。そのいう方を見てなのか、「自分は今更、転身が効かないからここにしがみつくしかない」というような声がリアルに聞こえてきまして、ぎょっとしました。こういう発言を本当…

銀行持株会社の税務戦略を考えるお話。

子銀行を下にぶら下げた金融純粋持株会社の収益は、自ら事業を行わないわけですから、基本的に子銀行からの配当金しかありません。*1法人税法の規定で、100%連結子会社*2からの配当は持株会社では益金不算入になります。益金不算入とは、いわゆる非課税のこ…

仕事のやり方も人手を掛けてメンテナンスしないと、あっという間に崩れてしまうというお話。

街のなかにところどころ、空き家が目に付くようになりました。誰も住んでいない家は、窓が割れ、壁はヒビが入って傷んでいきます。人手を掛けずに放置されると、崩れていくのはあっという間です。さて、どこの上場企業でも、準備期間を含めるともう10年近く…

40歳は人生の折り返し地点?というお話。

大学を卒業して職業人としてのキャリアをスタートし、60歳過ぎまで第一線で働くとして、40歳というのは折り返し地点に当たるのでしょうか。某SNS界隈でも、30代後半~40代間近の方々が、過ごしてきたキャリアを棚卸して、行く先を思案しているのを眺めており…

「わからないので、もう一度説明して欲しい」と言う勇気が欲しいというお話。

仕事に着手する前に、認識を共通化するために、前提知識や手法について説明をします。ところが、基礎的な業務知識が欠落しているために、何を言われているのかわからない。後から仕事の進め方や判断が上手くいかなくなると「わかるように説明してくれなかっ…

鏡の中の半分の自分に傷つきながら生きているというお話。

他人同士だった男女が出会って、やがて子どもが生まれると、それは半分だけ自分自身です。夫婦は同じものを食べて、同じところに暮らしているとだんだん似てくるとはいうものの、やっぱり他者であることには変わりありません。でも、親子は半分だけ自分自身…

社会は、市場と政府だけで構成されているわけではない、というお話。

本日のお題はこちら。私たちはどこまで資本主義に従うのか作者: ヘンリー・ミンツバーグ出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2015/12/21メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る叩き上げの企業経営者や、中途半端に経済学・経営学を勉強した方など…

再現性が無いビジネス書をたくさん読むよりも、組織を動かす基礎理論を学ぼうというお話。

本日のお題はこちら。無理・無意味から職場を救うマネジメントの基礎理論作者: 海老原嗣生出版社/メーカー: プレジデント社発売日: 2015/04/06メディア: Kindle版この商品を含むブログを見るサブタイトルの「無理・無意味から職場を救う・・」というのに引か…

マイナス金利をどうやって外部の投資者に開示するかというお話。

企業会計原則では、収益と費用は総額で表示するのが原則であり、これをネッティング(相殺)することはできません。例えば、収益が100、費用が80あれば、相殺して100-80=収益20とするのではなく、総額で収益100、費用80、純利益20とするのが基本です。そし…

子どもたちのために親ができることは、見守るくらいしかないというお話。

他者の家庭内の子どもの躾だとか教育方法に、あれこれ口出しして論評しているのを眺めています。私としては、よくわかりませんので、賛成も反対もできないし、口出しもできないかな、という感想しか。私にも子どもがいますし、それなりに考えて子育てしてき…

理解できない金融商品は購入しないというシンプルなお話。

世の中で販売されている様々な商品のなかで、投資信託や変額年金保険などの金融商品ほど理解が難しいものはないのではないでしょうか。ある程度、資産がある方なら、金融機関の営業員がわざわざ自宅まで訪問してくれ、熱心に、丁寧に説明して金融商品を勧め…

利益は粉飾できても、現金という事実は操作しにくいお話。

本日のお題はこちら。会計士は見た! (文春e-book)作者: 前川修満出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2015/12/18メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る本書は、公認会計士である著者が、次のような公開されている有価証券報告書などのを読み説きます…

マイナス金利の国債でも利益が出せるお話。

先日の日銀政策決定会合で2月16日から日銀当座預金の一定額以上にマイナス金利を付すという決定がされ、さらに世界的なリスクオフで金利が急低下しております。雑誌にも特集記事が組まれ始めましたね。週刊エコノミスト 2016年02月16日号 [雑誌]出版社/メー…

不正は「会社のため」じゃなく、私心・私欲の闇によるのではないかというお話。

本日のお題はこちら。東芝 不正会計 底なしの闇作者: 今沢真出版社/メーカー: 毎日新聞出版発売日: 2016/01/30メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る本書は、東芝の不正会計について、発覚から現在までを毎日新聞社の論説委員であり、web上の「経済…

他者を「無価値だ」と決めつける方の価値についてのお話。

「自分が知らないこと=無価値だ」と決めつけて、そんなもの世の中から無くしてしまえという意見を言う方々が散見されます。この複雑な社会は、分業で成り立っており、それぞれの人々の役割はそれぞれに異なっています。傍から見えて、非効率だ・無意味だと…

自分の人生の選択は、自分にしかできないというお話。

お昼にラーメンにするかカレーにするかに始まり、進学、就職、転職と、人生は選択の連続です。選択する時は、その場の気分で決める時もあれば、いろいろと情報を集めて考えたうえで判断する時も。迷ってしまって、一人では選択できない時は、誰かに相談する…

今日の「決済インフラ」の仕組みをやさしく学べるお話。

本日のお題はこちら。決済インフラ入門作者: 宿輪純一出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2015/12/11メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見るフィンテック(ファイナンスとテクノロジーの合成語)という言葉が最近、世上で流布して…

「命令されたとおりにやっただけ」という機会を生み出さないためには何を?というお話。

粉飾決算などの不正は、一人の手でできるものではありません。特に、海外のファンドを使った飛ばし行為や、国内でも複数の特別目的会社や匿名組合などを組み合わせた複雑なスキームを利用する粉飾の場合、不正は経営者だけでは不可能であり、伝票を切り、シ…

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