すらすら日記。

すらすら☆

2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「自分で考えろ」という無責任の連鎖についてのお話。

管理職がスタッフに仕事を指示する時、求める成果物について曖昧なままだと指示を受けた方は困ってしまいます。まして、初めて取り組む仕事なのに、何もヒントも材料も与えず、ただ「自分で考えてやれ」とかいうケースも。こういう場合、指示を出す管理職側…

マイナス金利の銀行会計的なお話。

本日の日本銀行の金融政策決定会合で、民間銀行が日本銀行に預けている当座預金のうち、法定準備+昨年度の平均残高に一定比率を掛けた金額を超える残高に対し、マイナス0.1%の金利を付すことが決定されました。マイナス金利ということは、お金を預けている…

仕事を覚える義務/仕事を教えてもらう権利についてのお話。

新しい人を会社で雇い入れ、仕事をしてもらう際、仕事に必要なパソコンとか、机・椅子などの備品は会社側で用意しますし、必要な知識について、最低限の研修を行うことも通例かと。でも、仕事に必要な知識は、世の中がどんどん変化していくにつれて、どんど…

悲しみや同情の許容範囲をオーバーしてしまっている、というお話。

スキーバス事故でたくさんの方が亡くなったり、幼い子が虐待で命を落としたり・・と悲惨なことが起きると、これでもか、というくらいそれに関するニュースをTVでもネットでも繰り返し流しているようです。それに反応して、その問題について、人々は、こう…

【期間限定】科学雑誌Newtonバックナンバー99円セールのお知らせ。(1/31まで)

科学雑誌Newtonのバックナンバー、以前にも250円セールが開催されておりましたが、とうとう1冊99円という破壊的?価格でのセールが開始されました。こちら、バックナンバーでも、特集部分のみですので、1冊あたりのボリュームは20~30ページくらいのようです…

「民主主義」って、何か理解しているつもりの方にも読んで欲しいお話。

本日のお題はこちら。代議制民主主義 - 「民意」と「政治家」を問い直す (中公新書)作者: 待鳥聡史出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2015/11/21メディア: 新書この商品を含むブログ (12件) を見る中学~高校で公民や政治経済という科目を履修してきて、…

「わかっている」という演技を強いられるお話。

世界を構成している事柄に関する知識は果てしなく膨大で、生身の人間がすべて把握して理解するのは不可能であると思われます。せいぜい、身の回りの生活と仕事を形作っている事についてだけでせいいっぱいでしょう。会社のなかで、管理職や、その上の役員と…

謝らなくてもいいから、ちゃんと仕事して欲しいっていうお話。

自分が間違っていたのに、誤りを認めたり謝罪したりすることを頑なに拒む「謝ったら死んじゃう病」はネットでは広く観察されます。ネットではなく、実生活でそういう方に遭遇する機会があり、ある意味、新鮮な驚きを感じてしまいました。 説得を試みている途…

誰かに従って考えずに生きる日々だけじゃ嫌だ、というお話。

ある人間は、他の人間よりも2倍くらい腕力が強いことはあるかもしれませんが、10人の他者に押さえつけられたとしたら、抗って勝てる個人はなかなか存在しないでしょう。でも、実際にはある一人の人間が多くの他者を、腕力すら使わずに従えています。「権力」…

「できない君」の自尊心問題についてのお話。

仕事に対する向き合い方は、人それぞれです。仕事にやりがいなんか求めていない、言われたことだけこなして、決まった給料をもらえればそれでいい、という方も多いと思います。そういう方でも、言われたことをこなせるだけの能力があれば、平穏無事に過ごせ…

銀行再編の20年をコンパクトに紹介するお話。

本日のお題はこちら。ドキュメント 銀行 金融再編の20年史─1995-2015作者: 前田裕之出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン発売日: 2015/12/25メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る1995年~2015年の20年間における銀行の再編について、…

自分の相対的な位置を認識できる?っていうお話。

地方の小さな組織に属していると、何か、自分がとてつもなく「仕事や勉強ができる人間」であるかのように錯覚している方が時々見受けられます。まわりも、「○○君ってすごい!」って煽りたてることも。情報や人間関係がさほど流動せず、最初の身の回りの人間…

仕事のやる気を出させる方法についてのお話。

最近の「若手社員のやる気のなさ」に悩む管理職や経営者は多いと聞きます。その悩みを受けて、どうやれば仕事にやる気を出してもらえるか・・という雑誌記事とかで特集が組まれることがしばしば。その特集記事のなかで取り上げられるのは・・「泊り掛けで社…

世界の歪んでいる部分だけを見ているの?というお話。

自分で「世界の真実」に気付いたと信じている方にとって、その世界は自分の信じている方向に歪み、不正に満ちていなければ都合が悪いのではないかと思われます。 政府は金持ちに奉仕して弱者を弾圧ばかりしている。官僚は陰謀をめぐらして国民を窮乏化させよ…

ネットワークビジネスで自分を救う?っていうお話。

某SNSで課題図書として話題を集めました狭小住宅の著者、新庄耕氏の2作目となるこちら、「ニューカルマ」を読み終えました。ニューカルマ (集英社文芸単行本)作者: 新庄耕出版社/メーカー: 集英社発売日: 2016/01/22メディア: Kindle版この商品を含むブログ…

底に引きずり込まれそうになった時は、手を離したいっていうお話。

人間は、いつも自分に同意してくれる仲間を探しているようです。俺だけじゃない。お前もそう思うだろう。楽しいこと、嬉しいことなら仲間と共有すれば、共有してもらった人も楽しくなるし、嬉しい。 でも、他者を羨んだり嫉妬したりするドス黒い感情をシェア…

人がそれぞれの役割を果たさないと何が・・というお話。

システム障害とか、粉飾決算見逃しとか不祥事がありますと、よく「経営陣の関与がなされていない」「組織的な対応がなく、担当者任せになっている」などという論評がなされます。私は、経営論や組織運営などを学んこともないので、この論評が正確にはどうい…

他者の気持ちに寄り添うことは可能なのか、というお話。

小さい頃から、「他人の気持ちになって考えなさい」と躾けられてきたように思います。実はこれはとても難しいことを要求しているのではないかと。他者はどこまでいっても他者であり、自分とは違う存在です。時々、「弱者救済」を職業にしている活動家たちが…

本当に「わかる」ための作法についてのお話。

仕事でも、勉強でも、新しい分野に入っていくと今まで触れたことがない文章を大量に読まなければなりません。ある程度読み込んでいくと、「わかった!」という水準まで到達し、なんとかこなせるようになります。でも、ちょっと応用的・異例的な事例に当たり…

いつも多数派とは限らない、というお話。

世間を観察するに、だんだん社会階層が固定化している=生まれ落ちた環境でかなりの勝負がついてしまう傾向が見て取れます。不利な環境に生まれた方が、既存のルールの枠内では、勝ち上がることが難しくなりつつあるのではないかと。そうすると、現状のルー…

「みんなと一緒に」好き/嫌いでも、少しづつ異なる、というお話。

好き/嫌いという感情は、最初は個人的なものであります。その感情の対象は、政治的意見・宗教的な感情、入口の機会均等なのか結果の再分配重視なのかとか、恋愛の対象が異性なのか、同性なのかなどという大きなものから、食べるもの、着るもの、住まいが所…

人を育てることと、人を潰すことのお話。

年頭になりますと、企業経営者が記者からインタビューを受けて、今年の展望とか経営の方針などを述べている記事を見かけます。昨今はブラック企業への批判の高まり、人手不足感もあいまって、「人を大切にする経営」「人材育成の重視」などを掲げる経営者も…

そこで生まれ育ったのに、なんだか居心地が悪い、というお話。

実家に帰るとPCも無いし、wifi環境もないのでひたすらTVを見ているくらいしかありません。年老いた両親や親族たちの無知と偏見を丸出しにしたつまらない話題にも入れず。もう、うんざり、早く帰りたい。というような嘆きを、この時期になるとSNSで見かけま…

「人工知能」が好きだから、その新しい可能性を伝えたいというお話。

新年あけましておめでとうございます。 今年もゆるゆると更新して行こうかと思います。本日のお題はこちら。人工知能は人間を超えるか (角川EPUB選書)作者: 松尾豊出版社/メーカー: KADOKAWA / 中経出版発売日: 2015/03/10メディア: Kindle版この商品を…

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