「人工知能」が好きだから、その新しい可能性を伝えたいというお話。
新年あけましておめでとうございます。
今年もゆるゆると更新して行こうかと思います。
本日のお題はこちら。
- 作者: 松尾豊
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 中経出版
- 発売日: 2015/03/10
- メディア: Kindle版
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人工知能については前から興味を持っていたのですが、kindle版が99円セール(2015年1月1日現在。注もご覧ください)になってたのでさっそくポチって読んでみました。*1
人工知能とはどんなものなのか、どういう可能性があるのか・・という本書の主題である詳しいお話についてはネタばれになりますので控えます。
ちょっとだけ紹介しますと、ごく一部で心配されているような人工知能自体が自我に目覚めて、人類全体を敵として認識し、核攻撃をしかける・・というターミネーターのような展開は現在の技術水準では考えられない夢物語だそうです。
内容の紹介は控えまして、私の感想を。
本書の著者、松尾先生は日本における人工知能研究の第一人者だそうでして、本書の節々から、人工知能というものが大好きだ!その可能性をみんなに伝えたい!という熱い思いが伝わってきます。
若い頃からずっと人工知能の研究に携わってきて、周囲の過大な期待とそれの反動での失望、無関心や偏見などと少しづつ闘いながら研究を進めて行くといういい意味での「あきらめの悪さ」は素晴らしいな、と。
複雑な理論や専門用語は抑え、一般の市民でも人工知能について手軽に知ることができる1冊です。
お正月の読書にぜひ。