すらすら日記。

すらすら☆

いつも多数派とは限らない、というお話。

世間を観察するに、だんだん社会階層が固定化している=生まれ落ちた環境でかなりの勝負がついてしまう傾向が見て取れます。

不利な環境に生まれた方が、既存のルールの枠内では、勝ち上がることが難しくなりつつあるのではないかと。

そうすると、現状のルールでは勝つことが難しいとみ極めた者のなかには、ルール自体の変更を望むものも出てくるでしょう。

本来、ルールの変更は、利害関係者が話し合って、妥協できるラインを見つけて、互いに(不満は少し残しつつも)納得したうえで合意することが望ましいでしょう。

しかし、身近な地域社会(町会やマンション管理組合)でも、国会という大きな会議体でも、ネット上のSNSでも、同じ階層に属し価値観を共有する者同士以外では、互いに言葉が通じず、言いたいことをぶつけ合うだけで、妥協点や合意点の模索ができなくなりつつあるのではないかと。

これでは、ルールの変更は難しく、変えられるとしても、その時の多数派の意見だけがとおり、少数派は不信や不満を抱えることに。

自分は常識的な多数派だからだいじょうぶ!とは安心していられません。

価値観が試される機会は無限に多様であり、ある分野では多数派でも、違う場所では少数派かもしれません。


自分自身、いろいろな既得権がありますし、既存のルールや価値観の激変は望みません。

しかし、いろいろな面で社会の多数との価値観の「ずれ」を感じることもあります。

やはり、少数派の意見も聞き、既存のものを変えていくことが可能である社会になればいいな、とも考えております。


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