誰かに従って考えずに生きる日々だけじゃ嫌だ、というお話。
ある人間は、他の人間よりも2倍くらい腕力が強いことはあるかもしれませんが、10人の他者に押さえつけられたとしたら、抗って勝てる個人はなかなか存在しないでしょう。
でも、実際にはある一人の人間が多くの他者を、腕力すら使わずに従えています。
「権力」というものでしょう。
その権力は、神と血統に由来するものであったり、自ら選挙で選ばれたりしたという正統性に源泉があることも。
あるいは、自ら、その人に従うことが楽だったり、安心したりするからかもしれません。
誰かに追随して何も考えない方が生き延びやすいのかもしれません。
私も、一人きりでは明日をも知れないような弱い存在です。
でも、権力に盲従して楽な日々を生きるだけじゃなく、一人で考える時間も。
そんな時間もあればいいな、と思っています。