すらすら日記。

すらすら☆

真実は真ん中辺りに?

昨今、いわゆる極論をぶちかます方が目に付きます。
曰く、日銀法を改正して金融政策を変えれば(ry

とは言うものの、現実の社会は複雑怪奇でして、
問題を解決する魔法の杖は存在しない・・というのが
どうやら本当のようです。

貧乏人の経済学 - もういちど貧困問題を根っこから考える

貧乏人の経済学 - もういちど貧困問題を根っこから考える


貧困問題についても、いろいろな極論・神話があります。
1日1ドル〜2ドル以下で暮らすような貧困は
許容できない問題であり、これを解決したいというのは
人類共通の課題であることは皆、同意しているかと思います。

しかし、貧困問題を解決困難にしているものとして
3つの「I」、イデオロギーideology 無知ignorance 惰性inertiaが
挙げられております。

イデオロギー。
マイクロファイナンスは貸倒が少なければならないという
イデオロギーに捉われております。

無知。
貧乏人は極端にきめつけられているようには、
愚かでもありませんが、
聖者でもありません。

惰性。
そしてこれらのことが援助機関や現地政府に知られた後も
惰性で同じ方法が続けられてしまっています。

この本では、貧乏人の多様な行動と考え方を
実証的にあつめ、分析しております。
問題一挙解決の魔法の杖は無い。
現場を深く知った上で、一歩一歩問題解決に
向けて行動して行く。

貧困問題に限らず、
世界はそんなふうにして「進歩」してきたはずです。

極論や神話に惑わされる前に、
事実を知るために一読をお勧めします。

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