「働かないおじさん」の一人として。
本日のお題はこちら。
働かないオジサンの給料はなぜ高いのか―人事評価の真実―(新潮新書)
- 作者: 楠木新
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2014/10/17
- メディア: Kindle版
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会社勤めの20代~50代を対象に「使えない社員」について調査したところ、全世代が共通してあげたのは「50代男性社員」だった
すみませんすみませんすみません・・・って、私はまだ50代じゃありません。
とはいうものの、長い会社員人生をもう3分の2?くらい過ぎたことになるのでしょうか。
自分が、在籍している会社の「偉くなる仕組み」に、乗っているのかどうかくらいはもう見えてきております。
そして、周りの忙しそうにしている若手やパートさんから見ると、「働いていない」ように見えるのはほぼ間違いなさそうです。
だって、忙しくエクセルに数字を転記するような作業はあまりしませんし、スタッフが作った書類や伝票にハンコを押すだけですから。
もちろん個人個人の給与は公開されてはいませんが、社内の肩書きでどのくらいの水準かというのはだいたいわかりますね。
ひょっとすると、私も若手スタッフやパートさんから「働かないオジサン」なのに給与が高い!として憎まれているかもしれません。*1
事実、あと数年して、もっと気力体力が落ちたら、冒頭のような本当に「使えない社員」に落ちこむおそれは大いにあるんじゃないかと自覚があります。
本書にはタイトルの「なぜ働かないオジサンの給与が高い?」についての答えは書いてありませんし(編集部が書名をつけた?)、登場する社畜あるあるエピソードみたいなのも「バブル崩壊前の終身雇用時代の話ですか」というのも。
こういう「働かないオジサン」を養う余裕がない中小規模の会社や業績の苦しい会社にはあまり関係なさそうですし、ちょっと古いなと感じる部分もありますが、組織に属する方なら、どこかかしら「あるなあ」と思わせる1冊でした。
*1:高度な判断業務( )をしているのでエクセル作業などはしないんです!ということにしておいてください。