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すらすら日記。

すらすら☆

財務をマネジメントするための意思決定センスを付けたい方に。

本日のお題はこちら。

財務に関する数字のセンスがないと、自分の意思決定がどう組織の業績に結びつくのかさっぱり理解できず、経験と勘だけで判断してしまうことになってしまいます。

というわけで会計を勉強せねば・・ということで会計の入門書を読んではみて、貸借対照表や損益計算書、キャッシュ・フロー計算書の仕組みを一通り勉強してみることに。

ところが、その仕組みはわかっても、自分の判断がどうすれば、どの数字に結びついてくるのかさっぱり知識が繋がらない・・というお悩みの方は多いかと思われます。

本書では、企業活動は出資者=株主へ報いることであり、それは、株主からの出資(及び内部留保)をいかに効率的に利用できているかという指標であるROE株主資本利益率)を改善することであると目標を示します。

そして、ROEを売上高利益率・総資産回転率・レバレッジ比率に分解し、それをどう組み合わせればROEを改善できるのか、そしてそのためにはどう財務をマネジメントしていけばいいのか、順を追って解説されて行きます。*1

財務報告を作るのは経理の人、財務報告を読むのは投資者やアナリストでしょう。

しかし、営利組織で働く大部分の方は「作る人」や「読む人」ではなく、「どうしたら財務を改善できるのか」と実際に仕事し意思決定する役割ではないでしょうか。

会計の勉強というと会計基準のルールを理解したり簿記の技術を習得したりすることに重きが置かれておりますが、本書は、財務をマジメントしなきゃならない方々に向けて書かれています。

米国の本の翻訳であり、ROEを最重視という考え方は日本に合わないという意見もあるようですが、昨今の伊藤レポート(ROE8%以上を求める)やコーポレート・ガバナンスコード、スチュワードシップ・コードの3点セットのなかではこれも時流かもしれません。

あくまで財務専門の方じゃない向けですので、経営分析などの知識がある方には簡単過ぎるかもしれません。

なお、こちらは財務3表一体理解法でいろいろ書かれている國貞克則氏の翻訳になるものです。
sura-taro.hatenablog.com

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*1:ROEを分解する有名なデュポン公式ですが、本書では少し用語が変えられています。

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