仕事を持つ大人は何のために勉強する?
子どもから、「こんな勉強して何の役に立つの?」と聞かれることはよくあると思います。
難しい数式を解くとか、歴史の年号を覚えるとか。
これに対する回答は、いろいろなレパートリーがあるでしょう。
ここでは、大人、特に仕事を持つ大人は何のために勉強するのか?というお話を。*1
仕事を持つ大人は、日々の業務をこなすためにいろいろなことを勉強しなければなりません。
自社を取り巻く法規制とか、業界団体、自主規制団体のソフトローとか。
あるいは、社内のルール、手続きだとか。
ワードとかエクセル、パワーポイントの操作なんかも習熟しなきゃなりません。
何も考えずに日常業務をこなるだけなら、それでじゅうぶんでしょう。*2
知識を使って働く人々に限らず、それを超えていろいろなことを勉強している方がたくさんいます。
でも、その勉強の多くは、すぐには、仕事に役立つわけじゃありません。
たまたま、やっていた勉強に関連する仕事に巡り合わせたとしても、ちょっとだけ学んだ事柄では、多くは実務に役立つには程遠いレベルであることがほとんどです。
実際に、学習を仕事に結びつけるためには、実務・実際に当てはめて試行錯誤し、知識を使える知恵のレベルまで高めていくという手順が必要ではないかと。
それでも、日々、一見何の役にも立ちそうにも無いことを学んで蓄積しておけば、その試行錯誤のプロセスが短くなり、回り道をしないで目的に到達できるのかもしれません。
また、日々、勉強して「考える訓練」をしておけば、まったく新しい、未知の仕事にあたった際も「手がかり」を探る手助けになるんじゃないかと。
そのためには、勉強といいましてもただ読んで知識を吸収するだけじゃなく、「考える」ことをしなきゃならないですね。
そんなわけで、今日も何やら勉強を続けることにいたします。