人柄と職務能力の関連性について。
人格がクズ過ぎるけど、やたら仕事ができるという人物の類型に関しては、たくさんの該当例を見てきました。
逆に、人柄は素晴らしいのだけど、ぜんぜん仕事ができなくて何をやらせてもダメという方は見かけません。
仕事ができない人というのは、どこか捻くれたものの見方をしていたり、子どもじみた言い訳や取り繕い行為をしたりして、「性格に問題がありそうだな・・」という印象も。
ひょっとして、仕事ができないということで上司から叱責を受け続けたり、日常的に同僚にバカにされたりしているうちに、性格が歪んでしまうのかもしれません。
本来、仕事の能力の高低に関わらず、誰もが職場でも平等な人格として尊重されなければならないという建て前はありつつも、仕事ができない、というだけで日常的に軽く扱われてしまうということもありそうです。
もちろん、職場の大部分の人間は、ごくごく普通の人で、職業能力も普通なわけです。
そういう普通の人の集まりの中に、「人格クズ・仕事ができる」「性格が歪んでいる・仕事ができない」という類型が少数ながら混ざっている。
どこの組織も、そんな感じでしょうか。
ところで、「性格が歪んでいる」などというのは筆者の偏見で、その「仕事のできない人」なる方も、深く付き合ってみたら、本当は「いい人」なのかもしれません。
でも、ゆっくり論理的にやるべきことを説明されても、人の話を聞かずに自分の都合ばかり言う、決められた期日を勝手な判断で破るなど、「信用できない」特徴を備えた人と、仕事を離れたとしても深く交友を持てるでしょうか。
様々な人間の姿を見て、そんなことも考えております。