理想の上司ではなく、せめて、標準的な上司を。
新卒での配属や定期的な人事異動でどんな部署に配属されるか、そこにどんな上司・同僚がいるかというのは、運の要素が大きいでしょう。
本当は、新人に対しては、ある程度の水準をもった標準的な教育指導ができればいいのですが・・
人事部門が主催する研修は例外として、ある程度、組織が整っている企業でも、現場での指導はそこの上司や同僚に大きく左右されてしまいます。
その上司が・・
「やり方は前の資料を見てその通りに作れ」とか
「やり方は自分で考えろ」とか
完全放置で何も教えてくれない・・まさかと思うかもしれませんが、本当にこういう上司はゴロゴロいます。
もちろん、企業は高校までの学校とは違いますので、一つ一つ丁寧に指導してくれるはずがないのは、ある程度はやむを得ない部分もありつつも。
良い上司に当たれば、
「なぜ、この仕事が必要なのか」
「この数字は、どのような意味があるのか」などを
しっかり教えてくれれば、最初の2~3年で放置・丸投げ上司の下に配属された方とはたいへんな差が出てしまうのではないかと。
ドラマやマンガに出てくるような理想の上司は実在しないでしょう。
でもせめて、標準的なことを標準的な方法で教えてくれる上司を揃える。
それが、企業の責任では無いのでしょうか。