親の選択を子どもに引き継がせないために。
本日のお題はこちら。
子どもの貧困と教育機会の不平等 -就学援助・学校給食・母子家庭をめぐって-
- 作者: 鳫咲子
- 出版社/メーカー: 明石書店
- 発売日: 2013/10/02
- メディア: 単行本
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貧困の連鎖、という言葉がありまして、
親が生活保護水準など低所得であると、
その子どももじゅうぶんな教育を受けられない、
そもそも勉強する家庭環境などでないなど
また、貧困が世代を受けて引き継がれる傾向があります。
もはや成人してしまった親を貧困から引き上げるのはなかなか難しいのですが、その子どもに親の選択の結果責任を問うことは「不当」であると断じております。
貧困問題を論じた書籍は得てして感情論に落ち込んだり、政治的党派のバイアスがひどいものも散見され、かえって社会全体の理解を遠ざけているようなものもありますが、本書は、あくまで事実に基づいて冷静に政策提言を行っています。
子どもの貧困の問題に関心がある方にお勧めいたします。