誰に向けてどんな入門書を書く?
本日の御題はこちら。
- 作者: 爲我井麻理,秦美佐子,平林亮子
- 出版社/メーカー: 中央経済社
- 発売日: 2013/10/19
- メディア: 単行本
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私のようなベテラン()経理マンも時々入門書を読んだりします。
自分にとっての新しい発見を求めて、というわけではなく、新しく経理スタッフとなった方が、どういうところでつまづいてどんなところを疑問に感じているのか、そして、どういう風に教えて行けばいいのか、ヒントにしたいという目的です。
この本も「はじめての」とありますが、経理スタッフ向けとしては物足りなく、あるいは経営者向けなのか、一般向けとしてはやや専門用語が多いかなと中途半端な印象を受けました。
それでも、わずか100ページほどの小冊子でイラストを交えて消費税の仕組をわかりやすく解説する編社の力量はなかなかのものではないかと感じました。
このテキストは、消費税に関心がある経理以外の方が、概略を掴むため、あるいは経理に配属された新人がはじめの一歩として読むのにふさわしそうです。
どんな分野でも、「入門」から「基礎」へ至るのがいちばんの壁かもしれません。
いろいろな入門書を参考に、私も考えて行こうと思います。