仕事のやる気を出させる方法についてのお話。
最近の「若手社員のやる気のなさ」に悩む管理職や経営者は多いと聞きます。
その悩みを受けて、どうやれば仕事にやる気を出してもらえるか・・という雑誌記事とかで特集が組まれることがしばしば。
その特集記事のなかで取り上げられるのは・・
「泊り掛けで社員全員で温泉旅行!」
「家族も交えて社員で運動会!!」
「上司との飲み会に補助金を出します!!!」
「社内SNSでみんなのプライベートを共有!!!!」
というようなものが多く、これに対しては「バカじゃねーの」「それより給料上げろ」とかいう反応が出てくる・・というところまでがお約束ではないでしょうか。
でも、仕事の大部分っていうのはつまらなくて単調。
長い目でみれば、どこまで社会の役にたっているかもしれないけど、見えづらい。
私などのように、「日本の資本市場の効率化のために適正な財務報告を作る!」などという抽象的な目的のために頑張れる人はごくごく少数なわけです。
また、お金だけのために働くという方も多数派でもないような*1。
でも、人間、「身近な人間のため」にはつまらないこと・目的が見えないことでも頑張れちゃうのは事実のようです。
なので、特集記事のような、社員のやる気を出させるためのコミュニケーション強化という方向性はあながち、間違っていないように思います。
いえ、私は抽象的な目的でやる気が出る人なので、参加は遠慮しておこうと思います。
*1:もちろん、労働量に見合わないような低賃金は論外です。給与上げはある程度・ある範囲は効果があることは確か。