「なんとかしろ」という思考停止とその帰結について。
何か問題が発生しても、不機嫌な顔をして「なんとかしろ」と待っているだけの人々が散見されます。
こういう人は、ある程度、年齢層が上で、いわゆる社会的地位が高い人に多いのではないかと。
そういう方は、幼少の頃は親がなんとかしてくれたのでしょうか。
そして、若い頃は要領だけで立ちまわって何もせず。
やがて、社会の経済成長の恩恵を受けて豊かになり、年功と人間関係でその地位へ。
昔と異なって今は若手の数も少なく、「なんとかしてくれる」人数は減っています。
それでも、やり方を変えることはなく、ただ「なんとかしろ」。
黙っていても問題は消えませんから、誰かがなんとかします。
若手が解決してくれることもあります。
しかし、本当は上の人が決断して損切りをしたり真実を明らかにしなくてはならない場面でも、「不機嫌な表情」に迎合して隠蔽してしまうことも。
それが大規模に起きているのが昨今の企業不祥事なのかもしれません。
自分はどの立場になっても、「なんとかしろ」だけではなく、一緒に考えていければいいな、と思っております。