「収奪的な制度」「包括的な制度」の分かれ目は?
なぜ、世界には豊かな国と貧しい国があるのか?
また、貧しい国は(時折成長することはあるものの)
いつまでも貧しいままなのか。
- 作者: ダロンアセモグル,ジェイムズ A ロビンソン,稲葉振一郎(解説),鬼澤忍
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2013/06/21
- メディア: 単行本
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誰もが抱くこの疑問について、
「収奪的な制度」「包括的な制度」という概念で、
世界のいろいろな国と時代の様々な事例を取り上げて
解説しております。
日本も明治維新後に奇跡的に「包括的な制度」を
取り入れ、経済成長を遂げ、今日に至っています。
他者への不寛容と既得権益への固執が強まる今日、
日本もやがて収奪的な制度へ向かってしまうのか・・
とも危機を感じる時もあります。
なお、一国の中でなぜ富裕者と貧困者が分かれてしまうのか
という疑問には本書は十分な答を示してくれませんでした。
また、いろいろ読み考えて行きたいと思います。